アクセルマークとMomo、IoTセンサーを用いた積雪深計測の大規模実証実験の実施を決定
~会津若松市をはじめ、2019年度は最大30自治体で実施予定~
アクセルマーク株式会社(本社:東京都中野区 代表者:尾下順治 証券コード:3624 以下 アクセルマーク)と株式会社Momo(本社:兵庫県神戸市 代表者:大津 真人 以下 Momo)は共同で、除雪の効率化を目的としたIoTセンサーを用いた積雪深計測の実証実験を行うことを発表いたします。2020年度の商用化を見据え、本年度は会津若松市をはじめとした30自治体での大規模実証実験を行う予定です。
日本は世界でも有数の雪国であり、国土の約半分、おおよそ2,000万人※が豪雪地帯に暮らしています。これらの地域において、適切な除雪作業を行うにあたり積雪状況の把握は重要な工程であり、多くの自治体では自治体職員や地域住民による目視での確認が行われています。一方で全国的な人口減少、高齢化に伴う人手不足や、深夜や早朝の見回り負荷の軽減、天候の急激な変化に対応するため、より効率的でリアルタイム性の高い確認手段が求められています。
本実証実験では、Momoが開発したネットワーク型積雪深センサーとアクセルマークが開発したクラウドシステムを用いて、観測地点の積雪状況を24時間リアルタイムに可視化し、パソコンおよびスマートフォンから、いつでも情報取得できる状態を実現します。これにより積雪の目視監視が不要となり、観測された情報をもとに除雪車の運行管理を行うことで、より効率的な除雪作業が実現でき、降雪から除雪までのスピードを大きく向上させることが可能となります。
本年度は30自治体を対象とした大規模な実証実験を行う予定であり、既に会津若松市での実施が決定しております。実施が決定した自治体については順次発表させていただきます。
アクセルマークとMomoでは2020年積雪シーズンからの商用化を計画しており、本実証実験の結果を受けて全国の自治体、企業に向けて販売を行う予定です。
※出典:国土交通省「豪雪地帯・特別豪雪地帯の指定」https://www.mlit.go.jp/common/001299621.pdf
■除雪効率化に向けた実証実験:積雪深を計測できるIoTセンシング
〜見回りが不要に。除雪に「働き方改革」を〜
・概要
観測地点の積雪深を24時間遠隔監視し、パソコン・スマートフォンで各観測地点の積雪深を確認
除雪作業の円滑化、人的リソース削減に対する効果測定ご協力いただける自治体を募集
・目的
① 見回りコストの人的、時間的な削減
② 早期の出動判断により、ピークタイムを避けた除雪作業の実現、および作業時間の削減
・内容
期間:2019年11月以降順次開始〜2020年3月まで
提供内容:積雪深センサー3機、積雪深観測用システムの無償貸出
※支柱工事が必要な場合や、設置を施工業者に依頼する場合は費用が発生いたします
【本件に関するお問い合わせ】
アクセルマーク株式会社 IoT担当
E-MAIL : info-iot@axelmark.net
訂正とお詫び(2019年11月25日)
2019年9月10日に配信いたしましたニュースリリース「アクセルマークとMomo、IoTセンサーを用いた積雪深計測の大規模実証実験の実施を決定」におきまして、記載内容に一部誤りがございました。
深くお詫びいたしますとともに、謹んで訂正させていただきます。
<訂正前> ※防災科学研究所にて
<訂正後> ※(国研)防災科学技術研究所 雪氷防災実験施設にて